弓道家とアーチェリー(2/2) [勧誘]
アーチェリーにはリカーブボウとコンパウンドボウの2種類の
弓が存在する事は以前から述べている事である。弓道家からするとリカーブボウは、“洋物”って感じではあるが
普通の弓であり容認しやすいと思う。問題はコンパウンドボウである。
引き始める瞬間は強い(きつい)のであるが、引き尺の2/3位を
過ぎたころにコロンと滑車が回転して軽くなるのである。また、弓自体にはターゲットスコープが付いる。
つまり、弓道家から見ると“中り過ぎる”弓と言える。
弓道は“中るか外れるか”を競う競技であるので、このような
中り過ぎる弓には抵抗がある。“弓道指導の裏技”と称してコンパウンドボウのトリガーを
利用しての“放れ”の練習を提案した事がある。
ただ、和弓でトリガーを使うようにするにはちょっと工夫が
必要である。
そんな時にコンパウンドボウそのものを使用して放れを練習
するのもテである。実はリカーブボウは弓道の引き方とは随分と違うが、
コンパウンドボウの引き方は意外と弓道に近い。
それほど強くなく、程よく弦を引く手が引かれる。
その上に矢が狙った所に正確に飛んで行くので非常に自信が
つくと思う。放れに悩んでいる方がいらしたらアーチェリー場を尋ねられて
コンパウンドボウを引いて見られるのもお勧めである。
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