ある4月の出来事-2 [われ思う]
弓道協会が弓道教室を行う時に服装を“動き易い服装”と
することが多い。
そしてこれは“スポーツウェア”と解釈される事が多い。しかしながら、弓道の初期の練習を行うのに何故に
スポーツウェアである必要であるのかが私には理解できない。確かに本格手に的前に立つころには、弓道技&袴位は用意して
頂きたいとは思う。
しかし、体験的な弓道教室などでは、安全上の問題を
クリアして華美な服装でなければどのような服装でも
構わないと思う。例えばボトムに関しては、半ズボンやタイトスカート以外は
特に問題はないと思う。
(女性のキュロットスカートなどは構造的に袴に近い。)
トップについても弓を持ち始めるとボタン付きは危なくはなるが、
初期の2~3回はどんな服装でも構わないのではないのだろうか?極端な話、男性サラリーマンが会社帰りにスーツのまま飛び込んで、
上着とネクタイだけ外して練習を始めると言うのもアリだと思う。と言うのも高校時代に私たちは、ボトムは学生服のスラックス&
スカートで、トップはTシャツで練習しており、何ら不具合を
感じなかったからである。
弓道場に着くなり、弓を張って上着を脱いでら、道場のシャッターを
開けて巻藁を出して射場の掃除を行うのである。
おまけに安土に水をまいて的付けも行うのであるから弓道技&袴より
学生服の方が随分と効率が良い。この種の事を述べると“学生の弓道”と批判する人が必ずいるものである。
重要な事は服装の問題ではなく、弓道の練習には弓を使用して体の
コントロールを覚えて行くことの方がより本質に近い事なのでは
ないかと思う。貴重な時間を捻出して弓道に挑戦して頂こうとしている方々である。
企画・運営する側もそれを配慮し、ひと工夫する必要があるのでは
ないのだろうか?
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