通常練習(平成20年度のスタート) [体験談]
ここ3週間、毎週末に練習ができている。
そのお陰で、”弓を引く筋力(体力)”が復活してきた。
それで6本射ては矢取りに行くと言う一般的な練習が
出来るようになってきた。
やはり、弓の上達には練習を積み重ねるしかないのだろう
また、先週までは的に乗らなかったのが、今週からは
的に乗り出した。(中りだした)
的に乗ることによって、練習にノリも出る。
同じ6射20回やるのでも、的に中っているのと否とでは
やる気も全然異なると言うものである。
やっとの事で平成20年度がスタートできた気分である。
弓を引くリズム [体験談]
最近、土日の夜に弓を引きに行くようになった。
本当は土日の午前中の早い時間帯に練習して、その後
家事や遊びに行ったり、仕事に行きたいところなので
あるが、どうしても午前中は寝ていたい
(疲れきって起きていられない)。
「午前中に行けなかった」=「今日も行けなかった」と
思ってしまい、結局行かない日々が続いたのであるが、
視点を変えて行ける時間帯に行くようにしたら
“弓を引くリズム”が生まれてきたものである。
結局のところ嫌がらせ的な業務量の所為にして練習を
サボっていたのであるが、時間を捻出し切れないのは
私自身の努力不足でもあると思う。
だから、“取り敢えず”練習に行って、そこから生活の
リズムを作りなおしてみたら意外とうまく行った訳である。
練習不足 [体験談]
とにかく今年中に練習を行っておきたくて、
仕事納めを期に半ば意地で行って来たのである。
それで練習の成果であるが、意外と行けるものである。
しっかりとグルーピングするし、10点も出た。
ただし、それは最初の9射だけで、その後は途端に
ダメになってしまった。
握力が続かないのである。
我ながら非常にだらしなく思った次第である。
ここで疑問がひとつ生じた。
「おかしな引き方をしているから握力が持たない」のか?
「単純に練習不足で握力が落ちている」のか?どちらなの
だろうかと言う事である。
希望としては、単純に握力の低下だと願いたい
ところである。
また、だとすると効果的な握力の低下対策をさえ取れば、
練習不足対策は目処が立つを思われる。
弓引き、ちょっとだけ連帯感 [体験談]
いつも買い物に行くコンビニエンスで見覚えのある“E”の
ロゴの入ったウィンドブレーカーを着ている人を見かけた。“E”とは、某シャフトメーカーのことである。
洋弓家のほとんどが使っているであろう矢の製造メーカーで
あるが、最近は弓道用の矢も作っている。ただ、洋弓家は矢の非常に細かい所にもこだわるが、弓道家は
それほどでもないのでその人は洋弓家だと決め込んでしまった。(正確には“E”社はシャフトメーカーであり、矢だけを
生産しているメーカーではない。従って、必ずしもその人が
弓関係者とは限らない。)さてさて、どの競技でもそうであるが種目ごとに独特の小物を
持っていることがある。そのお陰でその人が何の競技者なのか
容易に想像ができるものである。また、服装にもちょっと違った特徴があったり、普通のTシャツ
などでもちょっとしたワンポイントがあったりする。そんな小物、服装などを目にすると、“弓を引いてらっしゃるの
ですか???”何て声をかけたくなってしまう。実際に声を
かけることはないが、連帯感を感じることが多い。的を象ったストラップや“射即人生”“真善美”何て書かれた
Tシャツを目印に見知らぬ弓引き同士が集うのも悪くはないと思う。その中にこれから弓道なりアーチェリーなりを始めたいと言う
人がいて、それを切っ掛けに弓を始めてもらえると良いの
だか・・・・・・
ある4月の出来事-3 [体験談]
さて、四半的弓道については置いておいて、4月の出来事
シリーズに帰ることにする。新入生の私たちを見てくれたのは、もちろん顧問の先生方で
ある。
しかし、同じくらい一生懸命に見てくれたのは先輩方でも
あった。もしかしたら先輩方の影響力の方が大きいのかも
知れない。高校生弓道界は、他のスポーツ系の部活と同じように先輩との
関係が濃密であると言える。だからこそ顧問の先生は付きっ
切りで私たちに教える必要ない。“手抜き”と言う人がいるかも
知れないが、“効率”が良いのである。また、良く私たちの教えてくれる先輩は、弓道の事をよく
知っていた。だからこそ教えることができるのであるが、少々
間違っていたとしても顧問の先生が神経質にそれを是正する
ような事はなかった。この様にして、顧問の先生から上級生へ、上級生から下級生へと
弓の技術の伝承が行われ、弓道部には伝統が出来上がると言える。
そして、良い伝統を気づけた学校が強豪校としてより良い伝統を
築いて行けるのである。 では、社会人弓道界の場合はどうか?社会人の場合は、先に弓道を始めるのが年長者とは限らない。
むしろ、そうでない事の方が圧倒的に多い。
しかしながら、たとえ1ヶ月でも先に始めた人の方が一日の長が
ある事は自明の理である。この様に道場単位、協会単位、地区単位などで独自の伝統を
築いて行けたらなと思う次第である。四半的弓道を体験してきた-2 [体験談]
実際に体験してみて、非常に興味深い事を感じた。
私が“違和感”に感じた四半的弓道の特徴は、矢が細くて
長い事である。この為に矢が非常にたわむのである。四半的弓道は“大弓”のように大三を取ることはないので、
アーチェリーのプレドローのような状態からフルドローする。この時に乱暴にフルドローすると矢全体が弾んでしまう。
弓道で“息会いに合わせる”と言うが、四半的弓道の場合でも
息会いに合わせて行射するようにしなければ良い射にはならない
と思う。
そう言う意味で四半的弓道は“大弓”弓道の練習にも非常に
役立つのではないかと感じた次第である。
四半的弓道を体験してきた [体験談]
以前、四半的弓道に関する投稿を行ったがそれっきり
触れることはなかった。それで遅ればせながら本日体験することができたので
報告する事にする。
久しぶりに取り上げるので再度復習しておきたい。
距離 : 4間半(8m20cm)
弓&矢: 4尺5寸(約1m60cm)
的 : 4寸5分(約13cm)
全てが四と半分なので“四半的”弓道と呼ばれる訳である。
距離と的には“こんなものかな?”でさほど感想はない。
しかし、弓と矢は非常に興味深いものであった。
まず弓が非常に可愛いこと。
日本弓特有の4:6の部分に“握り(グリップ)”がある。
その上にグラス弓なのである。見慣れた弓のミニチュア版で
あり、奇妙な感じであった。矢も非常に興味深い。弓の長さが160cmしかないのに矢の長さも160cm
あるのである。引き尺からすると半分の80cmで十分なので非常に
長く感じた。また、とても細くて柔かいのである。もし高速度カメラで矢飛びを撮影したとしたら随分と
面白い飛び方をするのかも知れない。また、弓力が弱いため弦は素手で握るのである。この為に
矢に工夫がしてある。筈と羽根の間が少し太くなっていて、
つまんだ時に引掛り易くなっているのである。やはりお年寄りなどでもそんなに練習しなくても簡単に
競技できるようになるであろう。“生涯スポーツの王様”のひとつのバージョンとして広く
普及してもらいたいものである。久留米射法 [体験談]
昨日は久しぶりにアーチェリーの練習に行った。
”嫌がらせ的な業務量で練習の時間が取れない”と、愚痴って
いても仕方がないので、とりあえず練習の時間をスケジュールに
入れるようにして、無理やり時間を確保したのである。
・・・と、言っても年度後半は時間を確保できそうなので、
”取りあえず行く”のが目的であった。
さてさて、20年度の講習会が始まっていて、新しい方がお見えに
なっていた。
その中に親子で始められた方々がいらした。
始める理由も人様々であるが、続け方も人様々なんだなと言う事を
感じた。
お二人で、弓を共有したいのだそうである。
今は初心者用の弓をお使いなので問題はないが、将来、自分たちの
弓を持つ時にそれぞれにお買い求めになるのではなく、一張りの弓を
お二人で共同で使用したいとのことであった。
が、大問題がひとつ
お母さんは右利きで、お嬢さんが左利きなのである。
普通は諦めるところであるが、解決策を2つほど提案することができた。
1 どちらかに合わせること
幸いお嬢さんのが左利きではあるものの、効き目がどちらと言う
わけでない。
つまり、練習次第ではどちらでも引けるようになることからお嬢さんに
右で引いて見る事を提案した。
2 久留米射法で引く
一年ほど前に左利き用の弓がクラブに不足したため、右利き用の
弓を左で引けないかを冗談半分で考案した事がある。
そして、子の射法の事を”久留米射法”と名付けている。
取り掛けを工夫して、地中海式のアーチェリーの弓を蒙古式のように
引こうと言うものである。
競技規則上、問題はないと思うが、本当に問題がないのかを判断
できないので特に公表はしていなかったが単純に射法(弓を引く技術)
としては、決して可笑しくはないと自負している。
超特殊なケースなのでこの機会に提案してみた。
常識的に考えた場合、大会に参加したりする事を考慮すると、一人一張りの
弓を準備すべきであると思う。
しかし、ご本人たちにその様な希望があるのであれば、可能な限り検討して
みる必要があるのではないかと考えて次第である。
新、弓練習の必需品 [体験談]
練習にビデオカメラを使用している人がいないのである。
私がお目にかかったことがないだけであり、本当は沢山の方々が
使っておられるのかも知れない。
ただ言えることは、私の周りには一人もいないと言う事である。
逆に弓道の練習だとビデオカメラを使われる方は結構多い。
ビデオカメラを使用して客観的に自分を見つめなおし、フォームの
確認と修正を行うのである。
さて、今日のお勧めはビデオカメラではなく、近年広く普及し
始めたデジタルカメラである。
特に最近の機種は動画に強く、かつ比較的に安価である。
ポケットから取り出して、すぐに録画できるので思い立った時に
フォームチェックが可能である。
ただ、もっと言うと最近の携帯電話は動画機能が充実している
機種もあり、デジタルカメラすら必要ではないのかも知れない。
何れにしても練習に有効であるなら、使わないテはないと考える。
【再掲載】頚椎損傷のライバル-Ⅱ [体験談]
以前投稿した記事のうち、思いの強い記事を再掲載する
シリーズ第2段
頚椎損傷のライバル-Ⅱ
私たちのアーチェリークラブへ頚椎損傷の障害を負われた方が
見えるようになった。
以前、弓道を学ばれていた方で弓を引くことに生きがいを見出そうとして
おられるとの事である。
弓と言うものが、あるいは弓技を学ぶことが、人の生命力を刺激し、
生きる喜びを呼び戻す事が出来るのであれば、こんな素晴らしい
事はない。
しかし、さりはさりとて障害を負われた方がアーチェリーに挑戦されるには、
超えるべきハードルが沢山存在するのも事実である。
最初のハードルが体幹を失っておられること。
しかし、これは車椅子に体を固定することで随分と改善ができる。
次の問題が両手の握力を殆ど失っておられると言うこと。
この対策には補装具を作るしかない。
まず弓を持つ手、以前述べたとおり弓を手にガッチリと固定することは
出来ない。弓を持ち上げるための腕力は問題なく持ち続けておられるので、
蓄積される弓の弾性力を手首でキッチリ受けて、腕から肩へ伝達する
工夫が必要になる。
手首の左右への動きを固定し、親指の付根を小指のほうへ引張り
弓道のような手の内を作ることにより対応しようと思う。
次にストリング(弦)を引く手、現在はトリガー式のリリーサーで
対応している。
しかし、トリガー式に頼らない引き方が出来ないか研究中である。
今試作品を作りつつあるが、うまく出来るかはやってみるしかない。
よく、「大変だね~」なんて言われるが、正直なところ本当に大変でる。
しかし、こんな楽しいことは止められない。
今まで培った弓に関する知識をフル活用&再構築して彼女が再び弓を
引けるようになるようお手伝いしたい。
また、彼女のための補装具や射法を考えること自体が、弓技の本質を
勉強しなおすことになり、どんな練習よりも有効だと思える。
将来、同じ試合や協議会に参加して競い合えたらどれほど素晴らしいだろう。